模試の結果に振り回されない勉強法

模試は“目安”、合否を分けるのは「過去問の安定度」。判定に一喜一憂せず、基準を過去問に切り替えましょう。

これまで指導してきた生徒の中で、模試の結果に一喜一憂してしまう子は少なくありませんでした。E判定で落ち込み、A判定で油断する――ですが、実際の合否と模試の判定は必ずしも一致しません。

大切なのは、判定ではなく「過去問でどれだけ安定して点を取れるか」。ここを学習の軸にすれば、模試に振り回されずに合格力を底上げできます。

過去問基準への切り替え手順

  • 週次:過去問と同形式・同難度の初見演習を25〜30分×2セット→復習。文法はミスの“型”を反復、長文は分野を散らして初見対応力を鍛える。
  • 月次:年度別の通し演習(60〜90分)で本番の配分を確認。スコア/ミスの型/見直し時間を記録する。
  • 目標ライン:出願前に8割±5%で安定(悪い日でも踏みとどまれるかを確認)。

模試の“正しい使い方”だけ残す

  • 出題傾向の確認(新傾向の把握)
  • 時間配分のリハーサル
  • 苦手分野の発見(次の週次メニューへ反映)

ある生徒は夏までE判定でしたが、基準を過去問に一本化し、同形式の初見演習→復習を淡々と回すことで、冬には8割が安定。本番でもぶれずに合格しました。逆にA判定でも過去問が不安定だと失速するケースは珍しくありません。

結論:学習の“ものさし”を模試から過去問に。数字は直近3回の移動平均で見て、揺れに動じない設計にしましょう。青ラボは、この「過去問基準」の学習法で、最後までぶれずに走り切れる環境を整えています。


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